能登半島地震被災地の今…　～カトリック輪島教会～

日本管区での活動 ~Our Activities~

2024-04-05

カトリック輪島教会は倒壊の危険がある赤紙が貼られています。

初めて中に入りました。

中はまだほとんど震災当日そのままです。祭壇の上に載っていた厚い大理石の板が一回転して落ちたのか、祭壇布が板の下敷きになってひび割れています！

手首から折れたマリアさまが玄関のところに立っており、シスターがその痛々しそうな手にやさしく手当てをしています…。

このたびの被災地視察を通して、3ヵ月たった今も震災当初の爪痕が深く残ったまま、何も変わっていない現状を目の当たりにして本当に心が痛みました…。

ただ、現地にいて、多くの理由が重なって被災地の復旧に遅れが出ている現実もよく分かりますので、ひたすらに少しでも状況がよくなって復旧が加速できることを願い続けていきたいと思います。

その夜は復活徹夜祭を、輪島教会向かいにある海の星幼稚園をお借りして行いました。被災地の復興を祈念した象徴的なミサとなりました。

名古屋教区長松浦悟朗司教も駆けつけ、若い司祭3名、七尾・羽咋・輪島教会の信徒のみなさん、カリタスのとサポ―トセンターにボランティアに来てくださった方々も合わせて大勢の参加での落ち着いた、あたたかく美しいミサでした。

下記にカリタスのとサポートセンターのFacebookからの徹夜祭のYoutubeリンクを載せておきます。