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宣教修道者への道 ~The Way to a Missionary Sister~

日本管区の先輩シスターたちの生きざまをご紹介します

乳児院において社会の裏側に置かれた幼いいのちを守り、育んだSr. Nikomedia
Sr.Nikomedia 7月22日帰天 86歳  1933年生まれ 誓願61年
ドイツで生まれ、看護の勉強をしたのち、聖霊会に入会しました。1962年12月28日、 29歳のとき日本に到着 し、 1968年には金沢へ転任になって、児童養護施設や乳児院で奉仕しました。
Sr.Nikomediaは、特に 聖霊乳児院 で、 親の養育が受けられない、ある意味で社会の裏側に置かれた0歳から2歳の幼い子どもたちの世話に35年間、 心を砕きました。 また子どもを乳児院に預けなければならない親、彼らも社会の歪みの犠牲者であることに心を痛め、無力さを感じつつもかかわりを通して できるだけのことをしていました。
神さまの似姿に造られた人間を命の始まりから息を引き取るまで 尊いものとして重んずること、 “いのちの擁護” を神さまから与えられた使命とし、それを悩みながら励み続け、自分の力を超えることは、神さまに委ね歩んできた と語っていました。
歌が上手で、いつもアルトのパートをきれいに歌ってくれました3つの音符 。 ハーモニカも得意で、メロディーと伴奏を一台で弾き分ける技術もすばらしかったです。  毎週、修道院共同体の歌の練習をし、よりよい神への賛美ができるよう、姉妹たちを励ましました。
Sr.Nikomedia、母国ドイツから 日本に宣教にいらして57年間、 特に長い年月、乳児院において、幼い子どもたちのいのちを守るという神さまからいただいた使命を果たしてくださり、ありがとうございました。
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