シスターFi の福音日記
「イエスは40日間荒れ野にとどまり、サタンから誘惑を受けられた。その間、野獣と一緒におられた」(マルコ1.12~15)
2024-02-18
ある日、わたしは自分が海の深い渦の中をぐるぐる回っている夢を見た。一人ではなく、たくさんの動物と一緒だった。
その中の一匹の野獣がわたしにずっとついてくるのを感じて、逃げるうちに目が覚めた。
すぐわかったのは、その野獣たちは自分の人格の表現であり、わたしはついてくるその野獣から逃げることなく、直面しなくてはいけなかったのだろう。残念だった。
今日、イエスは荒れ野で40日間野獣たちと一緒に過ごした。人間の中から生まれる本能的なすべての野獣の人格と対面しているイエスの姿は、わたしが逃げたその野獣たちに違いないだろう。
40日間の四旬節を自分の心の野獣たちと出会い、手なずけることができれば、どんなに嬉しいことか…。