シスターFi の福音日記
「これはわたしの愛する子、わたしの心に適う者。これに聞け」という声が雲の中から聞こえた。(マタイ17:5)
2023-08-06
「これはわたしの愛する子、わたしの心に適う者。これに聞け」という声が雲の中から聞こえた。(マタイ17:5)
主の変容の祝日、イエスの洗礼の時と同じような言葉が、今度は雲の中から弟子たちにおりてくる。
二つの場面で違うことは、まず雲の中から声が聞こえることだ。
洗礼の時はイエスに向かって天が開き、声が聞こえる。しかし、弟子たちの状態は天との間に恐れの雲が覆っている。
二つ目は、「これに聞け」だ。つまり、弟子たちには直接天が開かない代わりに「彼に聴く」ことで天は開くことになる。
イエスの弟子として一番大切な態度は、「イエスに聴くこと」だ。また、イエスに聴くためには、高い山に登る必要がある。自分の深い心にある神殿の山、神様の居場所にのぼることだ。それこそ、主の変容が自分の変容につながる。
今日もわたしの魂はイエスのしるしを探している。