聖霊会のホームページ

　幼児洗礼を受けて中学生の時、教会についても、イエス様の教えについても反抗期があった。その頃は聖書の文字通りにしか見えなく、どうやって弱い人間が、足りない私が敵を愛し、神と同じように完全なものになれるのかと思った。

　少しずつ聖書の勉強をすることになってからは、イエス様がなぜ、どんな心でこのような話をなさったのだろうかと思いめぐらした。

　今は人生の喜怒哀楽もいろいろ味わい、自分の体験からイエスの言葉が感じ取られる。今日イエスが言う「完全なものになりなさい」という言葉も人によって違う解釈があるだろうが、私にとっては、「自分が神の似姿としてすでに完全なものであることを認識する必要がある」ということのように思う。

　母の胸にいる赤ちゃんを見ると、私はいつも天使のように感じる。生まれたときはみんな完全なもの、天使のようであったに違いない。しかし、今は？ 誰が「足りないもの」と名付けたのだろうか。私は神の目には良しとされた愛する子、完全なものではないか。だから、私がすべきことは自分が完全ではないと思うその意識を変えることしかない。自分のありのまま、他人のありのままを受け入れ喜ぶなら、私もあなたも今すでに完全な者だ。