シスターFi の福音日記
皆、わたしの言うことを聞いて悟りなさい。 (マルコ7:14)
2023-02-10
修道生活をして悟りの境地に達したかった。しかし、修道生活26年が過ぎても「真の悟りとは何か」と時々自問する。
でも、日本には「さとり世代」というのがいるではないか。
インタネットで検索してみると 「さとり世代とは、1980年代の後半〜2000年代初頭に生まれ、大きな目標や夢などのために行動するのではなく、現実的に必要最低限の生活を求める傾向がある世代のこと 」(https://www.motivation-cloud.com/hr2048/c356より)とあった。
なにこれ? 修道生活と似ているのではないか。このような若者が修道院に入るといいいなあ。
しかし、今日イエスがおっしゃる「悟り」とさとり世代の「悟り」との違いは何か。イエスはこの世に来られた目標がはっきりしている。 「わたしは仕えられるためではなく、仕えるために来た」。 つまり、イエスには人々に対して奉仕する情熱的な夢と目標がある。 自分は必要最低限の生活をしながらも他人のためには自分の命まで捨てる。 これがイエスが言う悟りであった。
わたしの悟りはまだ続いている。