聖霊会のお祝い日の紹介 バックナンバー
聖ペトロと聖パウロの祭日 6月29日
迫害者から使徒へ
2019-06-28
聖パウロはキリストの生前の直接の弟子ではありませんでした。 むしろ厳格なファリサイ派のユダヤ人で、 イエスの復活を証ししている弟子たちを捕まえて投獄し、 殺害にも絡んでいた迫害者でした。 その彼に幻の中でイエスが現れ、 「あなたはどなたですか?」と問うパウロに「わたしは、あなたが迫害しているイエスである」という答えがありました。 パウロはその時の強い光によって盲目になってしまいましたが、 キリストの弟子によって癒され、 「目からうろこのようなものが落ちて、 サウロは元どおり見えるようになった。」(使徒9:18)という記事があります。 そう、「目からうろこ」ということわざはここから取られたものなんですよ。 これがパウロの回心のきっかけでした。 それからは180度人が変わって、 今度は人一倍熱心なキリスト教徒となり、 当時の世界中(地中海周辺)を旅して、 数知れない艱難に何度も命を奪われそうになりながらも(2コリント11:23-29)主イエスを宣べ伝えていったのです。 まさに宣教者のかがみと言えるでしょう。 そして彼も最後にはローマで首をはねられて殉教しました。 『Paul, Apostle of Christ』(英題)という映画も出ています。






