海の上でのクリスマス

日本管区での活動 ~Our Activities~

2021-12-24

　ステラ・マリス名古屋は、船員司牧をしています。三河カトリックセンターはその活動に参加しています。

11 月と 12 月の訪船に、名古屋港に立ち寄るフィリピン人船員へ

クリスマスプレゼント

を配りました。

　パンデミックにより、彼らは下船して、数時間の間でも環境を変えるために立ち寄って見物するという機会を失いました。何カ月も船から出られないのです。

　また、コロナ感染者が増え、乗組員の交代も難しくなっています。後任の船員が PCR検査で陽性反応を示したり、陽性反応を示した人と一緒にいたりするため、船に乗っている時間を延長せざるを得ない船員もたくさんいます。

　船外に出られず、家族のもとに帰れないことは、彼らに大きな心理的・精神的苦痛を与えています。ある船員に話を聞いたところ、「このような状況に置かれ、ひどく憂鬱になり、早くこの状況が終わらないかと祈るばかりだ」と話していました。

　また、船から出られないので、故郷の家族にお土産を買うこともできません。普段カップラーメンを買っているとのことでしたので、教区を通じてカップラーメンの寄付を呼びかけたところ、さまざまな小教区やコミュニティが快く応じてくださいました

。横浜教区からは、編んだ帽子を寄付していただきました。また、三河カトリックセンターは、聖霊会の金沢、ラファエル、ベタニア共同体の協力で、日用品トラベルキット 100 セットを寄付しました。

　船員たちは、わたしたちの訪問と贈り物をとても喜んでくださいました。 12 月の最後の訪問では、船長の許可で飲み物をいただきながら彼らと一緒に時間を過ごすことができました。

　別れる前に、神父様方が船員たちに祝福を授けました。