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日本管区での活動 ~Our Activities~

秋田共同体

子どもの感性ってすごいです…

2019-10-02
 以前にもご紹介したように、私は5歳児クラスの子どもたちに神さまの話をしています。
  9月に入ってからは 創造 の話を絵本なしで聞いて、子どもたちに頭に描いた創造の様子を絵に描いてもらいました。 いろいろな色を使って明るい世界を描き表していた子どもたちの のびのびとした、 楽しそうな雰囲気 に 感動きらきらしたハート しながら見ていました。
 次のお話の時間、復習を兼ねて私は子どもたちに質問しました。 「神さまはどのようにして、空やお花や動物たちを作ってくださったんだっけ?」 そうしたら間髪を入れずに返ってきた答えに、 私は一瞬 「えっ…??? (確かにそうだけど…)」 と慌てふためいてしまいました。 ある男の子が 「みことばのわざ!」 と言ったのです! (ここは教会学校じゃなくて信者の子どももいない、幼稚園のクラスだったよね…?) とその 「みことばのわざ」 という難しい言葉をどうして子どもが知っているのか、まるでわかりませんでした。 ところがふとホワイトボードに貼ってあった 歌の歌詞 を見て、「そうか、これか!」とひらめいたのです。
 ちょうどみんなで,田中康一さん作詞作曲の 『あの空はどうして青い』 という歌をうたっていたときで、その歌詞が 「あの空はどうして青いのでしょう? あの雲はどうして白いのでしょう? あの鳥はどうして飛べるのでしょう? あの花はどうして咲いたのでしょう? それは神さまの みことばの業 です 世界のすべては神さまによってつくられた」 というものだったのです。 その子は この歌の歌詞と、天地創造の話をつなげて考えることができていた のでした。
 大人は何気なく、意味も考えずに惰性で歌っていることの多い讃美歌の数々ですが、子どもの 澄んだ心 はちゃんと 歌詞にフォーカス しているんだ、そして習ったことと照らし合わせている…、と気づかされました。 こうなると、どんな内容の歌を子どもに紹介するのか、というのもかなり大事なことなのですね。
 そして、このような純粋な子どもたちを前に一緒に生活をしていくとき、 私たち大人が見せている態度、表情、言葉がけのすべてがどれほど子どもたちに影響していることだろうか…、 はたしてよい影響を及ぼしているだろうか、ということまで反省させられたやり取りでした。
Holy Spirit Missionary Association (HSMA)
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