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日本管区での活動 ~Our Activities~

カリタス南相馬 

浪江町の復興シンボル 「道の駅 なみえ」

2020-08-02
 コロナで約半年、名古屋に足止めをされていましたが、6月末、新しいアパートに引っ越しました。 棚を設けたり、本立ての耐震補強をしたり、キッチン周りを整理したりして1か月。ようやく生活が整いました。 カリタス南相馬では7月からボランティアを受けつける予定でしたが、新型コロナウイルス感染者が増加傾向にあるため、再度受け入れを中止しています。
 今日は3名が浪江の草刈りに、残りの人は三々五々、本日8月1日にオープンした 「道の駅なみえ」 に出かけました。
ゼロからの町づくりをスタートさせた浪江町の復興のシンボルとして「道の駅なみえ」が完成しました。 浪江町内や近隣の市町村でとれた新鮮な野菜、海産物、福島の地酒、加工品や手芸品などの販売やフードテラスやパン屋さん が入っています。 フードテラスでは麺類、魚介を使った 和食のレストラン が入っています。
 
 わたしたちの車は3名。ちょうど開場の10:00に浪江に到着しました 。久しぶりの青空のもと、128台収容の駐車場はすでに満車で、向かいにある市役所の駐車場に止めなければならないほどでした。
 大きな人形! 何でしょう? 後ろから見たのでなんだかわかりませんでした。7メートルあるそうです。 浪江町の”ゆるキャラ” 「うけどん」だそうです。 帰っていからインターネットで調べてみたら、 「浪江町生まれの お米の妖精「うけどん」モッチモチの お餅の体 には、なんでもくっつけることができる。 元気がない人には、 イクラの髪 を1粒くれる 優しい女の子。 シャケの帽子 は生きているので注意!! 大堀相馬焼のどんぶりに乗って今日も行く。」 と出ていました。 この説明がないと、ちょっと理解できませんね。
 長い行列に並び、入り口で体温チェック、手指消毒して入場。 中はもう満員状態でした。
外のテントでは 「浜の輝」という浪江産の玉ねぎ1㌔ と 浪江そば を先着500名にプレゼントということでいただいてきました。 ついでに トウモロコシ を購入、3本入り300円でしたが、4本入っているのがあり、「おっ!これ4本!いいの?」「いいよ!」と威勢のいい返事でした。 3本入りに比べると小ぶりなのでちょうどよかったです。 さっそく蒸して1本はいただき、あとは冷凍しておきました。 白い実ですが、火を通すと真っ黄色になり、甘くておいしかったですよ。
 大勢のお客さんにレジが3か所しかなく、そのためにも長~い行列で、すべてをゆっくり見て回る時間がありませんでした。 とにかく混雑を避けて日を改めてまたゆっくり来ようと帰路につきました。
 6号線沿いできっとたくさんのお客さんが来てくださることでしょう。 しかし 残念なことにまだ地域の住民はほとんど戻っておりません。 浪江町は、海側の一部分が除染・インフラ復旧・生活基盤の再生が行われ、平成29年3月31日に避難指示が解除されました。 山側は避難指示が継続されており居住できません。 平成31年3月に復興庁、福島県、浪江町によって行われた「浪江町 住民意向調査」のなかで、浪江町への帰還意向についての質問に「帰還しないと決めている」が49.9%と最も高く、次いで「まだ判断がつかない」が30.2%、「すぐに・いずれ帰還したいと考えている」が11.8%、「すでに浪江町に帰還している」が4.9%となっています。 医療施設、銀行、郵便局などが開設されないと‥‥、それに線量の高いところと隣り合わせですから、難しいでしょうね。
 今年3月に全線開通した常磐線。 それまで富岡=浪江は代行バスが走っていました。 その時には駅員さんがおられたのですが、開通と同時に無人駅になってしまいました。
Holy Spirit Missionary Association (HSMA)
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