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宣教修道者への道 ~The Way to a Missionary Sister~

日本管区の先輩シスターたちの生きざまをご紹介します

日本語教師として日本と台湾で教鞭をとったSr. Philomena
Sr.Philomena 山嵜陽子 7月23日帰天 94歳 1925年生まれ 誓願68年
高等女学校卒業後、1944年聖心女子学院専門学校国文科に入学し、カトリックの教えに出会い、戦争末期の1945年2月に受洗しました。卒業後、聖霊会に入会し、国語の教師として18年間名古屋、秋田の聖霊中高で教え、秋田の聖霊短大で4年間教えました。1976年には、 50歳で台湾に派遣され、輔仁大学日文科で20年間教え て、1996年日本に帰国しました。
Sr.Philomenaは 厳しい教師 で、生徒たちによく勉強させましたが、 同時にたいへん生徒から慕われて いました。 派遣された台湾での宣教体験について書いています。
大学で日本語を教えていたとき、台湾の学生たちに「台湾を理解することが難しい」と言ったら次のような答えが返ってきた。 一つ目は、他国を理解することは難しいのでゆっくり理解していけばいいこと。 二つ目は自分の小さな頭の中で理解したことが正しいとは限らず、間違った理解がその国の人にとって一番迷惑だということ。 三つ目は自分に与えられた任務を一生懸命に果たすことが一番大切だということ。
この3つは外国宣教者が心がけることだと教えられたそうです。
 
先月、台湾の輔仁大学ではSr. Philomena のために追悼ミサをささげてくださったそうです。
Sr.Philomena、長い年月、日本語の教師として、日本と台湾で若い人々に奉仕してくださりありがとうございました。 天のみ国で、光そのものであるイエスさまに出会い、喜びのうちにお過ごしください。
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