シスターFi の福音日記
「イエスは艫(とも)の方で枕をして眠っておられた」(マルコ4:38)
2024-01-27
「神は人を深い眠りに落とし、あばら骨の一部で女を造った。」
旧約時代の人々に睡眠は神の創造の時間であり、神との出会いの時間である。
よく眠れることは特別な恵みだ。心と体に危険を感じることなく、緊張がなければ深く眠ることができるが、眠れないことはストレスの状態でもある。
イエスは突風の中でも深く眠っていた。
イエスの眠りは、わたしたちに何を示しているのか。
それは、神にすべてを任せた方の余裕だろうか。
信仰の弱いわたしたちの姿を知覚させるのだ。
眠りはまた死の練習でもある。一日のすべてを手放して深い眠りに入るのは人生の最期の瞬間と似ている。
平和な死を迎えるために平和な一日を過ごすことができますように。