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だんだん年を取ることで自覚することの一つは、「わたしは本当に罪人である」という意識だ。

もちろん長く生きればよい体験も後悔する体験も重なるが、それより、神の前に立つことが恥ずかしいと感じる自覚である。

普通の人間は誰も罪を犯すのが当然だが、自分の罪を観るよりも、他人の罪を公に定める人がよくいる。

イエスは自分を試す人々の意図をわかっておられるが、「あなたも罪人でしょう」という言葉で憤慨させるのではなく、「あなたたちの皆の中で罪を犯したことのない者」という言葉でまず、自分自身の状態を観るようにと招かれる。

四旬節を通して「この罪人であるわたしを憐れんでください」と告白することができますように。