シスターFi の福音日記
「悪魔はあらゆる誘惑を終えて、時が来るまでイエスを離れた」(ルカ4:13)
2025-03-09
文明が発展し、人間が賢くなるほど誘惑も大きい。
しかし、わたしたちが1回誘惑に勝ち、すばらしい霊的な体験をしたとしても、自分が完全に解放されたと高慢にならないようにしなければならない。
イエスを誘惑した悪魔さえ、新しい時が来るまで、一端離れ去っただけなのである。
だから、主は注意していつも目を覚ましているように語っているのだ。
悪魔はアダムにとって自分の骨の骨であるエバのように、エバにとっては賢い蛇のように近づいてくる。
この四旬節が救いの時になるために、イエスがそうしたように日々の荒れ野に入り、明瞭な確信をもって隠れた所で祈り、神の顔を観想し、自分の行動を識別しながらへりくだって過ごすことができますように。