シスターFi の福音日記 一覧へ戻る「あなたは、兄弟の目にあるおが屑は見えるのに、なぜ自分の目の中の丸太に気づかないのか」(ルカ6:41)2025-03-02人間は他人の目にあるおが屑、つまり弱点はよく観察できるが、自分自身の目にある丸太、その弱さはよく見えないのが事実だ。だからイエスは、自分に何が起こっているのか、自分がなぜ兄弟のおが屑に反応しているのか、何に恐れ、何が不快なのかをよく「気づく」ようにと語っている。気づくためには自分の心の倉をよく観察する必要がある。善い人は良いものを入れた心の倉からいつも良いものを出すから、自分の丸太をよく知っている人は、兄弟のおが屑にはゆるしと愛の反応が出る。わたしは今自分の心の倉に何を入れているのだろうか。自分の目で自分の目にある丸太が見えないのは当然だ。兄弟の目にあるおが屑はよく見えるが、自分の目にある丸太は気づくものだ。気づくには今自分に何が起こっているのか、何を恐れているのか、何が自分を緊張させるのか自分の心をよく観、理解する必要がある。つまり、