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イエスの話は一方的でもなく、命令的でもない。

それは、イエスご自身が実践してみて得た、その経験から語る権威ある教えだ。

イエスは経験からどんなことを得られたのだろう。

権力に対して恐れなく真実を話す勇気、自分を敵とする人々を赦す自由さ、弱い人に対する親切さ、病人をいやす深い憐みの行動からイエスは祝福と祈り、愛が結局自分に戻ってくることを悟ったのだ。

だから、イエスがわたしたちに語ることすべては、わたしたち自身のためなのである。

他人を赦すと自分が赦される自由さが与えられ、人に与えるなら自分もあふれるほど与えられる。

このようにとらえるならば、これらの挑戦的な教えも快く受け入れることができる。