シスターFi の福音日記
「イエスは、大勢の群衆を見て、深く憐れみ、いろいろと教え始められた。」(マルコ6:34)
2024-07-21
これは、イエスが食べる時間もないほど忙しく、疲れすぎて、弟子たちと休むために人里離れたところに着いた時の場面だ。
やっとゆっくりと休めると思っていたときに、たくさんの新しい仕事やわたしを必要とする人々が目の前に来たなら、わたしはまず逃げたくなるだろう。
仕方がなく、いやな気持ちで手早く対処するに違いない。
深く憐れむ心は神様の本質的な特徴だ。
自分のことより他の人々の必要性に目を向ける、またそれを見て、聴いて憐みを感じる、そして具体的に必要な行動に移す。
これこそ、イエスのシノダリティの表現であった。
わたしたちも共に歩む旅人として、人生の曲がり道に戸惑うとき、お互いに支え合いながらイエスに従っていこう。