シスターFi の福音日記
「イエスご自身が近づいて来て、一緒に歩き始められた。」ルカ24:15
2023-05-08
自分の事で頭がいっぱいになって歩いているとき、見知らぬ人から声を掛けられ、一緒に歩き始められたら、わたしはどのような反応をするだろうか。
まず、警戒心が起こり、急いで別れようとするかもしれない。
その人が変な質問をしたり、「物分かりが悪く、心が鈍いなあ」と言われたら(困ったな…)と思うだろう。
もしその人が外国人労働者だったら? 難民だったらわたしの反応はどうだろう?
イエスはそのようにある日、わたしの人生の道に入り、一緒に歩き始められる。見知らぬ人に自分を開いて対話をする心構えがわたしにあるだろうか。
エマオへの道とはたくさんの人がわたしの人生に入り、声をかけた場面である。その時出会ったある特別な人とわたしはどのように関わっていたのか振りかえってみる。そして、わたしのところに誘い、留まった人、あるいは一緒に食事の席に着いた人々がどのぐらいいたのか。その人々がわたしにはイエスだったり、忘れられない恩人だったり、友人だったかもしれない。
ああ、真にイエスの声を聞き分ける恵みが与えられますように。